鍵の写真をSNSに投稿しないで! 業者だけでは防げない合鍵問題
鍵のシリアル番号とメーカー名で合鍵が作るのが可能。作る業者側も本人確認などはしないのだろうか。
■ワンランク上のセキュリティーを
担当者はこんなことも話していた。「鍵の番号とは別にIDが付与される場合もある」どういうことなのか。話を聞くとメーカーによっては鍵番号とは別の番号を発行し、2つの番号が揃わないと合鍵を作れなくしている場合があるという。
そこで、錠前と鍵を製造販売している美和ロックを取材した。シリアル番号とは別の番号について聞くと、「セキュリティーカードのことではないか」との話があった。
こちらは入居時などに渡されるもので、鍵番号とは別の番号が振られている。このカードが発行されている場合、鍵番号とメーカー名がわかっていても、セキュリティーカードの番号がわかっていないと合鍵が作れない。
つまり、仮に鍵番号とメーカー名が知られても勝手に複製ができないのだ。
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■自分で防ぐのが一番…
セキュリティーカードが導入されていない部屋などで新たに使いたい場合はシリンダーごと交換する必要がある。費用もそれなりに掛かるだろう。
日本ロックセキュリティ協同組合の担当者は「SNSも含めて番号を知られない」のが一番と話していた。万全を期すためにセキュリティーカード付きの鍵を導入するのも一考だが、コストなどを考えると自分で情報を出さないのが一番と言えるだろう。
おっちょこちょいで間違えてしまうかもしれないと心配な人は新居を考える際にセキュリティーカードがついてる鍵が採用されているチェックしてみるのも良いだろう。
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■家の鍵を失くした経験者は…
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,336名を対象に調査を実施したところ、全体の24.9%が「家の鍵を失くしたことがある」と回答している。
そもそも鍵を失くしてしまう人が4人に1人程度の割合で存在している。紛失だけでなく、番号にも気をつけてもらいたいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1336名(有効回答数)