インフルエンザが冬に流行するのは日光が影響? チコちゃんが理由を解説
『チコちゃんに叱られる』でインフルエンザが冬に流行する理由を紹介。日照時間が大きく影響していた…?
15日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜインフルエンザは冬に流行する?」に注目が集まっている。
毎年冬に流行するインフルエンザ。春や夏でも発症することはあるが、圧倒的に冬の方が発症率が高いのはなぜだろうか。
■ウイルスの特性
気になるチコちゃんの回答は「太陽の光が短くなるから」という。冬といば乾燥など健康の敵になりうる要因はたくさんあるが、インフルエンザは太陽の光も関係しているようだ。
インフルエンザは、乾燥で感染しやすくなるのはもちろん、最近の研究で、日照時間が少なくなると感染しやすくなるとわかってきたという。ウイルスが宿主に寄生し、体内で増殖。増えた後、別の宿主に寄生するといった行動し増殖といった行動を繰り返している。
インフルエンザは水鳥に感染しやすい性質を持っているが、増殖する最中に突然変異をすることで、宿主とは別種の生物にも寄生できるようになる。そうした変異を繰り返し、人間に感染するウイルスが作られるようだ。
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■日照時間と免疫力
人間は日光を浴びると、体内でビタミンDを生み出す。ビタミンDには、ウイルスの増殖を抑える抗菌ペプチドが含まれるため、免疫力を向上させる。冬は寒さと乾燥、日照時間の影響でインフルエンザが流行するとして、解説を締めた。
視聴者からは、インフルエンザは、日照時間が影響しているという事実に「乾燥が影響してると思った」という声が多く集まった。乾燥や寒さに対しては対策が可能だが、日光の弱さは自分では調整ができないため、どうにもならないと嘆く声も。
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■予防接種は受ける?
罹ってしまうと数日間動けなくなってしまうインフルエンザ。対策の中でも1番有効だと思われる予防接種はどのくらいの人が受けるのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代男女1,387名を対象に、忙しい年末を乗り切るための「インフルエンザ対策」について調査を実施した。
「予防接種を受ける」と回答したのは24.4%となった。仕事や学校に大きく影響を及ぼしてしまうインフルエンザだが、予防接種を受ける人は意外と少ないようだ。
これからの季節、本格的に日照時間が減り、インフルエンザの季節となる。対策をしっかり行い冬を健康に乗り越えたい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)