還元で話題の「マイナポイント」ってそもそも何? 総務省に聞いてみた

マイナンバーカードを活用して新たに始めるポイント還元事業。どのように使うのか実感がわかない人もいるようだ。

2019/11/20 19:00


(画像は総務省のマイナポイントページのスクリーンショット)

新たにマイナンバーカードを活用したポイント還元事業の全容を固めたとの報道があった。実施時期については来年9月との話もあるが、まだ利用者としては実感がつかめない。

そもそも「マイナポイント」とはどういうものか、どうすれば還元されるのか。しらべぇ編集部は総務省に取材し、制度について聞いた。



■キャッシュレス還元に比べてややこしい?

既に実施されているキャッシュレス・ポイント還元事業では、条件が整えば使えることができた。しかし「マイナポイント」はマイナンバーカードという普段の決済では使わないものが登場するほか、登録が必要となる。

そのため、ツイッターでは「めんどくさいし、労力のわりに得られるメリット少ない」といった意見も見られる。マイナンバーが関わるので、セキュリティについて不安を持っている人もいる。

既に開設されている総務省のマイナポイントに関するページを見ても、今ひとつイメージがわかない。では、どういった制度でどのように還元されるのか。


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■紐付けできるのはどれか1つ

しらべぇ編集部は20日、総務省のマイナポイント施策推進室の担当者を取材した。マイナポイントは何かしらの決済手段とマイナポイントのIDを紐付けることで利用可能となる。

ただしマイナポイントのIDと紐付けできのは1つだけ。1人1枚のマイナンバーカードを用いて作成したIDと、ある1つの決済手段に絞って連携させることで「公平公正にポイントがつけられる」と担当者。制度を悪用して誰か1人に多くのポイントが行き渡らないためにも必要だ。

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