難病を隠してお笑いコンテストに出場 売れないコンビの真実に涙「青春だ」
ドラマ『死役所』第6話が放送。重岡大毅と中島歩の熱演に涙する視聴者が続出している。
■最速の成仏?
結局「カニすべ」は優勝できなかったが、その後川辺で車椅子を押す相方に「遺書どうだった?」と問いかける。
高関は「つまんなかった!」と即答し、あのネタにな納得いっておらず、とくに自分に病気を隠していたことに憤慨するが、最終的には「死ぬまでお笑いやるぞー!」と、車椅子を押しながら走り出す。
その後、佐尾は「デッドオアコント」を見て大ファンになったという少年に自身のサインを渡した後、迅速に成仏の扉へ向かったという。きっと、「人生はそう悪くなかった」と語れる程、後悔のない生き方をしたからであろう。
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■「きっと笑いに変えて……」
ひとりで舞台に立った高関は涙ながらに「カニすべからく」を演じていた。自分は男の”感情”であるが、当の本人は死んでしまったこと、自分だけが残されてしまったという出だしがゆっくりと語られるが、彼は涙をこらえることができなかった。
「佐尾の死はいつの日かきっと、笑いに変えて皆さんに届けます。だから、それまでどうか、見守っていてください」と感情を抑えきれずに語る高関に、客席からは大きな拍手が沸いたところで画面は暗転する。
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■感情を揺さぶられた視聴者続出
あの世とこの世が同時に進行しているような演出、そして漫才「カニすべからく」がふたりにリンクする展開に視聴者からは「感情が揺さぶられる」「めっちゃ泣いた」といった称賛が多数寄せられた。
また、コンビを演じた重岡と中島の芝居も注目されており、「本当にあのコンビがいたような錯覚になるくらいとてもよかった」「夜中にはもったいないドラマ」「30分で10年分の青春を見た」等、反響が相次いでいる。
とあるコンビの青春と人生を30分弱で表現した第6話。漫画を映像化した際に生まれる物足りなさは微塵も感じられなかった構成と脚本、そして心を打つ芝居と盛りだくさんな回であった。同時にシ村をはじめとする職員たちの謎も徐々に解けてくる緻密な展開に、今後も目が離せなくなりそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)