公園の「人の痛みの分かる人になりましょう」なる掲示が話題 背景にあるものとは…
「やりすぎ」という声があがっている掲示の背景とは…
とある団地の公園のフェンスに掲示してある内容が、今ネット上で話題になっている。しらべぇ取材班は、掲示主にその意図と、各自治体に現状を聞いてみた。
■「やりすぎではないか」の声
フェンスには、「お年寄りや体の弱っている方々は、金あみに野球やサッカーボールのあたる音が大変苦痛に感じます。これらの球技は絶対にやめてください。人の痛みの分かる人になりましょう」という掲示がされている。
これに対して、「やりすぎではないか」という声があがっているのだ。UR都市機構(横浜市)が掲示している。
掲示の意図について、広報担当は、「2003年ごろに足立区の竹の塚団地公園内に、この掲示を設置した。当時住民からボール遊びに関するクレームが発生し、入居者の皆さんと話し合って行った。UR単独で行った訳ではない」と述べた。
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■運営者はクレームに苦悩
それでは、行政はボール遊びについて、どういった取り決めをしているのだろうか。首都圏の各自治体に聞いてみた。まず足立区は、「公園内での球技は原則禁止。
バスケットボールのゴールがある場所での個人的なシュートは、行っても大丈夫。ただし、夜間にシュートをやっているというクレームが発生している。このため、周辺住民と使用に関するルールを決めることもある」と話す。