小林史明議員、デジタル規制改革へ意欲 「手法にとらわれずゴールベースで」

自民党の小林史明議員が北村大臣への提言を前にメディア向けに事前ブリーフィングを行った。

2019/11/28 15:30



■ソフトウェアへの規制の構築

小林史明議員

2つ目に出てきたのが「アップデートするソフトウェア・システムに対する規制の構築」だ。普段は商品化されるタイミングで安全なのかチェックする。しかし随時アップデートされるとなれば、その後のチェックしなければならない。

医療機器などアップデートすれば検知できるものが多くなるが、逐一厚労省の認可をとっていては現場に投入されるまでに時間がかかる。これを許可してどんどんアップデートして柔軟に受け止める。


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■柔軟な中間的な規律

3つ目が序盤にも話が出ていた「ゴールベース規制への転換、アーキテクチャ等の中間的規律の活用」だ。ゴールだけ守ってくれれば手法は問わない方向へ転換しようとの話だ。

何かしらの標準化されたルールをもっていれば良いとなれば自由度も広がる。民間のガイドラインが重要にもなってくる。この3つの観点から規制の見直しを図る。


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■既存団体から意見も

小林史明議員

21年以降に具体的な見直しを順次進める予定だ。体制を構築し、関係省庁との連携も進めていかなければならない。またスタートアップ企業だけでなく、既存の業界団体からも話を聞く方針で、全体の生産性アップに繋げたい考えだ。情報収集が肝になるためか、公募で意見を集める意向もあるという。

小林議員は「ルールは変えられる。変われば新しいものを使っていただける」と意欲を見せている。さまざまな可能性を秘めている改革だけに期待もかかる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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