トラックの歩行者巻き込み動画が話題に 「知らない人も多い」と自動車学校
自動車学校が動画を作成しツイッター上で公開した理由とは…
今、ツイッター上で自動車学校が作成した動画が話題になっている。しらべぇ取材班は、動画を作成した烏山自動車学校(那須烏山市)から詳しい話を聞いた。
■「原付きやスマホが危ない」
12月3日午後2時現在、5.8万件のリツイート、10.1万件のいいねが押されている。
交差点の横断歩道で待つときに、絶対に道路ギリギリで待ってはいけない理由がこちらです。
大型車の後部は、曲がるときに外側へ降り出します。 pic.twitter.com/wDv49HkhEo— 烏山自動車学校 (@KarasuyamaDS) December 1, 2019
この動画に対して、「信号待ちで原付に乗っている人が、大型車の近くに止まってるのを見ると怖い」や「これ交差点ギリギリで、スマホなんか見ながら待ってたらホント危ない」といった声があがっているのだ。
関連記事:山陽自動車道で車3台が絡む事故発生 「車両が燃えている」
■「この現象は大変危険」
担当者は、取材に対して「2007年6月2日に大型免許と中型免許に区分けされた。その際に、このトラックの振り出しを教習で教えるように義務化された」と話す。
「それ以前に大型免許を取得した、または普通免許だけを持っている方は、この件を知らないことが多い。しかし、この現象は大変危険であり、この現実を広く知ってもらいたいと思い、動画をツイッターに上げた」と作成意図について述べた。
さらに「運転手が気をつけていても、特に子供が交差点で歩道から出ていたりすると、事故に巻き込まれる危険性がある。子供にもこの動画を見てほしい」とのこと。この自動車学校は、卒業を控えた高校生たちも通っており、現在満杯だという。
関連記事:「ながらスマホ」厳罰化された自動車運転 自信がある人は逆に危険?
■3割が巻き込まれた経験あり
警察庁の事故統計によると、2016年度の事業用トラックの人身事故件数は14,600件。事故による死者数は270人となっている。死亡事故のワースト(車籍地順)は、埼玉、千葉、大阪、北海道の順。特に、飲酒事故件数は37件と2年連続で増加している。
しらべぇ編集部は全国10〜60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の30.3%が「交通事故に巻き込まれたことがある」と回答した。
危険を十分に認識した上で行動したいものだ。
・合わせて読みたい→ボロボロの車体の当て逃げ動画が話題に 「撮影者をにらみつけて来た」
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1,721名 (有効回答数)