兵庫県明石市がLGBT当事者の専門家職員を募集 弁護士の見解は…

兵庫県の明石市がLGBTの当事者を専門職員として雇用すると発表。12月から募集を始める。

2019/12/07 14:00


LGBT
(Rawpixel/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

レイ法律事務所・弁護士の森伸恵です。

兵庫県明石市が、性的マイノリティーの人たちへの支援を広げるため、全国で初めて専門的な知識を持つ職員を募集すると発表しました。今回募集するのは、LGBT・性的マイノリティーの人たちに関する専門的な知識や経験を持つ職員2人程度とのことです。



■専門職員はどんなことをやるの?

12月17日から募集を受け付け、5年の任期付きで来年4月に採用するとのことです。泉房穂市長は「体と心の性にズレがあっても、暮らしやすい街にしたい」と言っています。市によると、

・同性のカップルを婚姻に準ずる関係に公認する「パートナーシップ制度」を来年度中に導入する予定で、こうした新規施策で専門職員に中心的な役割を担ってもらう方針。


・性別を問わない公衆トイレの整備や学校での制服のあり方、市営住宅の入居要件の見直しなど、教育や医療分野の担当者とも連携し、幅広い取り組みを進める予定。


とのことです。


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■反対意見も

明石市の取り組みには反対意見もあるようです。

その一例は、「LGBT当事者を特別枠で採用することになる」「単なるアピールに過ぎないのでは」「専門職を採用する必要はない。兼業でできる」「既に勤務している市の職員を対象に応募をかければ良いのでは?」といったものです。

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■弁護士が考える専門職員の必要性
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