今の子供たちはプールの腰洗い槽につからない? 関係各所に聞いた結果…

学校プールの腰洗い槽に入らなくて良くなった理由が判明

2019/12/09 20:00



■過敏症児童への配慮

千葉市では、2005年に市内の小中学校全校で、腰洗い槽を廃止した。担当者によると、腰洗い槽の塩素濃度が高いため、アトピーや過敏症の児童・生徒への配慮だという。

さいたま市では、腰洗い槽に関する調査結果はないとのこと。一方、厚生労働省は、2001年7月24日の「遊泳用プールの衛生基準について」という通知を改正し、不特定多数が利用する市民プールなどの腰洗い槽廃止を決めた。


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■循環ろ過装置の普及

学校のプールを所管する文部科学省の担当者は、取材に対して「厚労省の通知は、プールに循環ろ過装置の設置を義務付けている。2015年の全国の学校の循環ろ過装置の設置率は、95%にのぼる。

循環ろ過装置が設置されていれば、腰洗い槽は必要がない」と話す。「ただし、残りの5%では腰洗い槽、もしくはシャワーがもちろん必要」と述べた。

最後に、学校のプール施工を行っている、ヤマハ発動機プール事業推進部営業担当によると、「最近新しくプールを設置する学校は、腰洗い槽をほぼ設置していない」とのこと。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

プール条例シャワー厚生労働省大阪府文部科学省
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