「変わらない味」と言われるラーメン店の味は常に進化してる? 大砲ラーメン社長に直撃
九州の人気ラーメン店「大砲ラーメン」のこだわりと秘密とは…
■「とらわれていたら進化しない」
香月社長によれば、多くのラーメンチェーン店では、セントラルキッチンでスープを作り、各店舗でそのスープをお湯で溶かしているのだという。
「うちの店は全店手作り。全店の店長がスープを作れる。フランチャイズ店の店長には、最低3年以上修行してもらっている」と語る。
さらに、味の進化について「友人に2代目が何人かいるが、かたくなに先代の味を守り続けている。結果として、お客さんの足は遠のいた」と話す。
その上で、「『こだわり』と『とらわれ』は違う。こだわりは、お客さんにとって、美味しくあり続けること。とらわれは、頑固に守ること。とらわれていたら進化しない。だからこそアップデートが必要」と述べた。
関連記事:『ラーメン二郎』東京23区の店を食べ歩き 最も激ウマな店舗は…
■「常に肯定的な意識をもって」
ラーメンだけでなく、仕事や家事、勉強など人生のさまざまな分野で応用できそうな香月社長の哲学。最後に、社長が31歳のときに掲げた企業理念を紹介しよう。
「仕事とは、常に肯定的な意識をもって、各作業を管理・改善し、店舗、会社そしてみずからを調和・向上させていくことである。我々は永遠に仕事をする会社である」
・合わせて読みたい→青森県出身者おススメの煮干しラーメン『JIN』が本当にハイクオリティだった
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)