「コミケ徹夜組を運営が誘導」の闇に突撃 「通報すれば?」と煽られる

アニメユーチューバーのたぐぢエンターテインメントが動画を更新。「禁止されている徹夜組をコミケ運営が誘導、並ばせている」とされる問題に切り込んだ。

2019/12/28 15:00



■「ボランティア」「有志」で言い逃れ?

コミケは実際、有志のボランティアが募集され、多くの人がスタッフとして参加している。ゆえにどこまでを運営とみなすかは難しい問題だが、「ボランティアだから」とまったくの無関係であると主張するのも無理があるだろう。

もしそうだとしたら、それは「運営の意思とは関係なく、現場の人間が独断で動いている」ということになり、これは組織運営として非常に危険と言わざるを得ないからだ。

また、ボランティアスタッフを名乗る男性は、深夜組を一箇所にまとめることで問題が起きないようにしているとしたが、もしそこでトラブルが起きたり、死者が出れば、それこそコミケの存続に影響を与えるとも言える。

熱帯夜で蒸し死んだり、冬の寒さで心臓が止まる可能性はゼロではない。


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■「ルールを守る人が損をする」

真面目にルールを守る人が損をしてしまう、コミケの闇を厳しく糾弾した今回の動画に対し、コメント欄では「真面目な人が損する世界」「人間って間違っていても人数が集まると強くなった気になるんだな」「まず徹夜組を初めに誘導してんのがおかしいよね」などの声が寄せられることに。

また、小馬鹿にするような対応をたぐぢに対して行なっていた、数名のボランティアスタッフに対しても「何逆ギレしてんだこいつら」などの声も見られる。


■コミケは社会の縮図?

警察への通報をほのめかしたところ、ボランティアを名乗る男性たちから「どうぞ好きにやってください」「やるんだったらやってよ」「止める権利はない」などと煽られたたぐぢ。

ルールを守って参加している人たちがいることを知っているため、実際に通報こしなかったものの、来年以降も徹底的に戦っていくと宣言した。

「真面目でルールを守る人が損をする」というのは、社会の至るところで見られる現象。非オタクには無縁である、この「コミケ」というイベントだが、ある意味、社会の縮図なのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

コミケコミックマーケット転売転売ヤー
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