正しい初詣の作法は? 神社の参拝方法を図解で紹介
お正月は初詣に行く人も多いのではないだろうか。神社での参拝方法を図解で解説するぞ。
■出雲大社は拍手4回?
前述のとおり、神社での参拝方法は二礼二拍手一礼が基本なのだが、明治以前のやり方がそのまま受け継がれている神社も。
例えば、島根県の出雲大社や、大分県の宇佐神宮では、二礼四拍手一礼とされている。拍手を4回するというものだ。もちろん、こちらは二拍手でも間違いではないそう。
また、伊勢神宮には、祭祀の際に神主が行う「八度拝八開手(はちどはいやひらで)」という、「立つ・座る・礼を4回くりかえし、8回拍手、最後にもう一度拍手を1回」という特殊なものもある。
このように様々なものがあるので、謂れなど調べても面白いかも。
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■神社は並ばなくてもOK?
大きい神社などでは、お正月は参拝者がかなり多く、行列で待つ場合もあるだろう。しかし、参拝自体は、お社の真正面で行うことが大切なので、並ぶ事自体には意味を見出さなくても良さそうだ。
また、古来から「遥拝(ようはい)」と言って、遠くからお社に向かって参拝する方法もあるため、距離は関係ないのだろう。
信仰心があろうがなかろうが、多くの人が行う初詣。作法は長い歴史のなかで移り変わりつつ確立されたものだが、ひとつの礼儀として正しく行うと、気持ちのいい1年のスタートになるのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)