新年早々”たこ焼き店無断キャンセル”が話題 店長は「SNSで変に拡散されるのも困る」

大阪のたこ焼きで無断キャンセル発生。こういったことが起きる背景とは…

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2020/01/04 17:40

たこ焼き
(martinhosmart/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

経済産業省が2018年に公表した「対策レポート」によると、無断キャンセルによる飲食業界の被害額は年間で約2千億円(推計)。飲食店での予約全体の1%弱を占めるとされる。

そんな中、大阪のたこ焼き店で発生した無断キャンセルが話題となっている。しらべぇ取材班は、店長から詳しく話を聞いた。



 

■無断キャンセル客が逆ギレ

無断キャンセルは、3日のお昼頃の電話が始まりだった。40代~50代の男性から、「10個入りのたこ焼き4パックを、午後4時に取りに行くから」と予約が入った。

店長はたこ焼きを完成させて客の到着を待ったが、現れない。この店では、ナンバーディスプレイを導入しており、予約の際の電話番号との照合を行っている。

午後5時頃客へ電話をしたが、出ない。数回の電話の後、午後8時頃、電話に出た客に対して、店長は「まだ待っていますが、来店されますか」と問うた。

それに対して、客は「(電話に)でーへんいうことは、キャンセルや。わかるやろ!」と逆ギレしたという。被害額は、2,800円相当にのぼる。


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■相次ぐ無断キャンセル

昨年12月28日にも、10名の貸し切り無断キャンセルが起きていた。この店では、知り合いなどからしか、貸し切りの予約は受け付けていない。この10名は信頼するフォロワーだったという。

たまたまこのフォロワーの知り合いがその日に来店したため、来店がない現状を説明したところ、連絡を取ってくれた。

理由は、「事前の食事会は中止になったが、誰かが店に連絡してくれていると思っていた」と話していたとのこと。残念ながら、未だにその10名からお詫びはないという。「嫌なことは、自分がしたくないといった風潮が、影響しているのかも知れない」と店長。


■電話で前日までに連絡を…

また、店長は取材に、「キャンセルはもちろんしてほしくない。やむを得ずキャンセルする場合は、電話で前日まで連絡してもらいたい」と話す。

メールで連絡が来ても、忙しくて見れないこともあるという。さらに、「SNSで事実と違うことを発信されると、より被害が大きくなってしまう」という懸念も。

「こういったことが続くと電話予約を中止せざるを得ない事態になる可能性もある」と語る。

「電話予約という制度を気に入って来店してくれるお客さんも多い」とした上で、「電話予約を中止すれば、売上は減る。店の生命線を脅かすような無断キャンセルは絶対に止めてほしい」という店長の切なる願いだ。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち