ラジオ体操第1と第2はなぜ別れている? チコちゃんの解説に納得
『チコちゃんに叱られる』でラジオ体操が第1と第2に分かれている理由を解説。わかりやすい理由に納得の声相次ぐ。
10日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜラジオ体操は第1と第2がある?」が話題となっている。
小学校の頃、夏休みの朝にラジオ体操をした経験がある人も多いだろう。それだけ馴染み深いラジオ体操がどうしてわざわざ第1と第2に分かれているかチコちゃんが教えてくれた。
■第1は子供からお年寄り向け、第2は大人向け
チコちゃんのテーマへの回答は「第1は子供からお年寄り向け、第2は大人向け」という。確かに、よく行われるラジオ体操第1は比較的簡単な運動が多い。それに対しラジオ体操第2は少しテンポも早く、力強い動きが多くなっているようだ。
多くの人が1回はやったことがあるだろうラジオ体操だが、現在のものになるまで3回の変遷があった。
1928年1月1日、昭和天皇の即位記念に国民健康体操という名前で始まる。しかし、1946年にGHQから「号令に合わせて全員で一斉に体操するのは軍事主義的だ」として中止要請を受け、4月13日に終了。
直後、国民からは復活を望む声が多発し、1946年4月末には2代目ラジオ体操として復活。だが、この2代目ラジオ体操は、あまり定着しないまま終了してしまった。休止期間の後、1951年に現在のラジオ体操第1が誕生し、翌年には第2も生まれた。
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■どうして大人向けが?
こう見ると、第2はかなり後で生まれたように見えるが、実際には初代ラジオ体操(国民健康体操)にもあったという。
初代ラジオ体操のときにアンケートを実施したところ、「足の運動が少ない」「体操が物足りない」「もっと強い体操がしたい」といった声が多く集まり、ラジオ体操第2が生まれたようだ。
じつは、戦後すぐに放送されていたラジオ体操には幻の「ラジオ体操第3」があった。筋力強化を目的としているため、ダイナミックで難しく運動量も多かったようだ。
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■納得の声
チコちゃんのラジオ体操の解説に視聴者は「確かに小学生の時は第1だけだったな」「言われてみると第2のほうが激しいかも」と納得する声が。
また、「ラジオ体操なんて10年くらいしてない」「最後にやったのいつだろう。懐かしいし明日やってみようかな」とラジオ体操で過去を懐かしむ人もいた。確かに、学校や会社等で機会を与えられないと体操をしようとは思う人は少ないだろう。
早起きをして行なうルーチンワークにラジオ体操を入れてもいいかもしれない。そんなきっかけにもなるテーマだった。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)