阪神大震災から25年 地震や台風への災害対策に備えている人の割合は…
阪神大震災から25年。災害の可能性は高まっている。
阪神・淡路大震災の発生から25年。当時を知らない若者も増えてきているが、被害から得た教訓を後世に伝えるためにも、1995年1月17日に発生した出来事を忘れてはならない。
2019年に発生した台風被害や2018年の西日本豪雨、そして東日本大震災、熊本・大阪・北海道で発生した地震。そのたびに、人間は自然の前では無力だと思い知らされた。
■地震や台風災害の対策をしてる?
地震や台風などの災害から身を守るためには、耐震補強や食料備蓄、電力の確保などの「対策」が重要だ。しかし、いつ発生するかわからないものだけに、備えをしていない人も多いだろう。
しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女1,798名に実施した調査で、「地震や台風の備えをしている」と答えた人は、わずか33.4%に留まっている。
「自分は大丈夫」と考えているのか、それとも危険性を感じていないのか。理由は不明だが、備えをしていない人はかなり多いのだ。
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■地域別に見ると…
地震や台風の備えをしている人を地域別に見てみよう。
最も備えをしている人が多かったのは四国で43.5%。今後30年以内に発生する可能性が高い南海トラフ地震で深刻な影響を受けることが予測されている地域だけに、防災への意識が高いのかも。
一方で最も対策している人が少なかったのは北陸で20.0%。一般的に地震や台風の影響を受けにくい地域であることが影響している可能性が高い。
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■備えをしている人の意見は?
地震や台風の備えをしているというBさん(40代・女性)に聞いてみた。
「子供がいるので、親として備える義務がある。非常用の懐中電灯や、非常食、スリッパ、飲料水などを1つの袋に入れ保管しています。
また、緊急時にどのように行動するかも、ある程度ですが旦那と話しています。出番がないことを祈りたいですが、不安はありますね」
災害が発生してから「用意しておけばよかった」と後悔しても遅い。25年前、阪神大震災が発生したこの日に災害への備えを考えてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,798名 (有効回答数)