「ブックカバーのアイデアが天才すぎる」と話題に 書店にはバリ島からも来客が
書店の起死回生のアイデアに絶賛の嵐で、遠く遠方からも客が…
日本の書店数の減少が続いている。2016年には、1万1,000店舗を割り込み、2019年に遂に1万店を割ってしまった。一方で電子書籍の売上は、2015年と比較して倍増している。
そんな状況の中、町の本屋さんの起死回生策が話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、店のスタッフに書店への想いなどについて詳しく聞いた。
■SNS上で絶賛の声
ツイッターやインスタで、「素晴らしすぎる」と絶賛されている。
ブックカバー企画 第8弾
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読書・食欲の秋【2nd】今回は焼き芋をモチーフにしたブックカバーを制作しました。
近々当店で本を購入していただいた方にプレゼント予定しています。
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お楽しみに!
.#ブックカバー #雑貨 #栞 #しおり #パン #本 #本屋 #読書 #正和堂書店 #焼き芋 pic.twitter.com/5oJqpGBqbG— 正和堂書店 (@SeiwadoBooks) November 24, 2019
この企画を実施しているのが、大阪市にある正和堂書店。家族経営の書店で、以前は3店舗あったが、書店不況のあおりを受けて、今は発祥の地、鶴見にある1店舗のみを運営。
このブックカバーとしおりを制作しているのが、美大を卒業した長男。普段は企業のノベルティなどを企画する会社に勤務し、週末のみこの店を手伝っている。
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■「自分のポケットマネーで制作」
上記の写真は、ブックカバーがピアノ、しおりが鍵盤となっている。アイスキャンディー仕様のブックカバーは、へらがしおり。インスタで紹介したところ、大反響となり、これを目当てに一番遠くはバリ島、そして関東方面からも客がやって来たという。
「うれしい悲鳴なのだが、このカバーもしおりも自分のポケットマネーで制作しているので、100部程度しか作れない」と苦悩を語る。