スーツの1番上のボタンの意味をチコちゃんが解説 使い方に「言われてみれば…」
『チコちゃんに叱られる』でスーツの秘密について明かす。1番上のボタン穴の使い方に「見たことある」「言われてみれば…」
17日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「スーツの襟の穴はなんのため?」に注目が集まっている。スーツにはボタン2つの他、襟にもボタンの穴があるが使ったことのある人はすくないだろう。
■スーツのルーツは軍服
気になるチコちゃんの回答は、「花を挿すため」という。道行く人で、襟のボタン穴に花を挿している人は見たことがないが、歴史が関係しているようだ。
歴史を辿ると、スーツのルーツは軍服にあると紹介。スーツの襟をたてるとヨーロッパの軍服のような形になるのがその証拠だという。
軍服はやがて、襟が寝た形のフロッグコートというものが出てきた。それがさらに変化し、燕尾服やモーニングスーツに。燕尾服やモーニングスーツといった服は、貴族の中でもお尻を隠すのが上品ということから、後ろの部分が長いつくりになっていたという。
やがてお尻を隠すという文化が廃れ、後ろの長い部分をカットしたラウンジスーツが登場し、現在のスーツの原型に進化した。
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■知識自慢のために…
フロッグコートの時代に襟が寝たことで1番上のボタンは必要なくなったが、軍服の名残を残したいということで、穴の形式だけ残されることに。
ボタンの穴がちょうど良いということで、貴族たちは花の知識を自慢するためにフロッグコートに花を挿すことが多かったようだ。その名残は今も残っており、イギリスの王族が1番上のボタン穴に花をつけている様子を見ることができる。