箕面市長が『モーニングショー』の玉川徹氏発言に猛抗議 「速やかな訂正を要請」
テレビ朝日玉川徹氏の発言が物議を醸し、市長が厳重抗議する事態に…
大阪府箕面市の倉田哲郎市長が、1月21日のテレビ朝日『モーニングショー』に出演した同社社員玉川徹氏の発言に対して、厳重に抗議するとの声明を発表。しらべぇ取材班は、箕面市 市政統括 箕面広報室から詳しい話を聞いた。
■「事実誤認」と発表
市側が問題としているのは、21日に放送された『モーニングショー』の中国人観光客の人気スポットを紹介するコーナーにおけるコメンテーター・玉川徹氏の発言。
玉川氏は、「取材しましたよ箕面。トンネル掘ったら水が涸れちゃって、少なくなって、滝の水が少なくなったと確か取材した。回復したのかな?」と話した。
この発言について、市長は「事実誤認である」と厳重に抗議するとともに、同放送による報道内容の速やかな訂正を要請している。
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■複数のメディアが誤報道
2006年頃、関西ローカルテレビ局を中心に、複数のマスメディアが「トンネル工事により箕面の滝の水が涸れた」と誤報道。
さらに、人工的に水を汲み上げた、造りもののダムであると誤った情報を流した。このことで、箕輪市の観光産業や都市イメージに風評被害をもたらした。
当時、トンネル工事に伴い、工事現場において湧き水が発生したことは事実。
しかし、湧き水の水量はごく僅かであることに加え、当該箇所は箕面大滝の上流にある箕面川ダムを超えて、さらにその上流に位置する複数の支流の一つに過ぎないため、箕面大滝との関係性は極めて薄い。
また、流水量データからも箕面大滝の水量が少なくなった事実はないという。