武漢に建設中の肺炎専門病院の現場とは 中国ジャーナリストは「一国の問題」
中国のフリージャーナリストが単身武漢入り。新病院建設の現場をレポートした。
日に日に感染者数が増えている中国・武漢発の新型コロナウイルス。中国の元弁護士・現フリージャーナリストの陳秋実氏が28日、新たに武漢の現状を伝える動画を更新した。
■3万枚のマスクを持参
協力者の車で緊急建設中の新型肺炎専門病院となる「火神山医院」へ向かった陳氏は、3万枚のマスクを持参し、寄付をすると話す。
仲間である男は「ガソリンを入れたからいつでも呼んでくれ!」と言うも、現在は既にガソリンスタンドも閉鎖されており、今後の補給はいつになるかわからないと報告した。
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■許可がないと車は動かせない
現在武漢の市民には「許可が下りていない限り車で道路を走ってはいけない」という通告がスマホに届いているそうだ。
陳氏をはじめ、彼の協力者は「今やってること(車で現場に向かっていること)はちょっと違法だね」と笑ったが、中にはメッセージが届いていない人もいるのだとか。
彼らは「警察に何か言われたらメッセージなんかもらってないと言えばいい」と明かし、この通告自体が矛盾に満ちていると指摘。その後、警察の検閲を食らったものの特に注意を受けずにに出発した様子が見受けられた。何のための通告なのだろうか…。