粉ミルクへの異物混入騒動が話題に メーカー広報は「製造工程で混入の可能性は極めて低い」
粉ミルク異物混入が炎上中。関係各所の見解とは…
異物混入事案はたびたび話題となり、炎上騒ぎとなる。昨年は、牛丼にゴキブリが混入したことで炎上。先日は、乾燥いりこのパックにフグの稚魚が混入し、騒動となった。
今度は、「粉ミルクに異物混入か?」とSNS上で話題となっている。しらべぇ取材班は、製造元の親会社と工場を監督する栃木県から、話を聞いた。
■「完全防備しているので入るわけがない」
SNS上には、和光堂の「はいはい」という粉ミルクへの異物混入について触れられている。中に、ガーゼのような黒い物体が写っている画像が添付されている。
投稿の本文中には、「異物を調査するからと言われ郵送し、結果がわかり次第、旦那の携帯に電話するように伝えた」。すると「私どもは完全防備しているので入るわけがない。なので西松屋か、私が入れたのでは?」との回答があった旨、書かれている。
いったい何が起きていたのか。
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■「自主的に保健所に報告」
和光堂はアサヒグループ食品のブランド名で、この商品は同社の栃木さくら工場で製造されたもの。その親会社であるアサヒホールディンググループ広報担当は、取材に対して、「SNSへの投稿はすでに確認している」と話す。
その上で、「製造状態を確認したが、製造工程の中での混入の可能性は極めて低い。現在の状況は投稿者に報告済み」と述べた。また、「自主的に保健所にもこの状況を報告したが『分かりました』との回答があり、別段保健所からの指示は受けていない」という。
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■「調査するかは未定」
さくら市の保健所を管轄する栃木県庁生活衛生課は、「さくら市の保健所に、工場から第一報の報告はあった」と述べた。その上で、「情報が入ったばかりで、今後調査していくかについてはまだ未定」と語る。
厚生労働省食品監視安全課は、取材に対して「異物混入に関して、国に必ず報告しなければならないといったことはない。調査するかどうかも含めて、都道府県の担当部署の判断に任せる」と回答があった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)