日本の性教育の遅れに疑問の声相次ぐ 「タブー視はおかしい」
朝の情報番組で取り上げられたこともあってか、ネット上では性教育に関する議論が活発化している。
義務教育の過程にも定められている「保健体育」だが、性教育に関する部分をタブー視する風潮は根強い。6日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、日本の性教育の遅れが指摘され、多くの視聴者から反響が起こっている。
■性教育遅れの背景
同番組では日本の性教育の遅れに対し、「性教育をすることで子供の好奇心を刺激し、安易な性交渉を誘発してしまうのではないか?」という考えが根底にあることを指摘。
いわゆる「寝た子を起こすな論」と呼ばれるロジックに基づき、日本では性教育が長年に渡ってタブー視されてきたようだ。
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■「一部分だけ切り取る」ことが問題?
性と正面から向き合った特集を受け、視聴者からは「性に関する教育をもっとオープンにすべき」という声が多数上がっている。また、性がタブーとされる要因を「性交渉にばかり焦点を当てているからだ」という意見も少なくない。
性教育をただ「生々しいもの」だと捉えず、「感染症予防」「生物学的な生命の誕生」「自身の体や権利」に関する大切な側面を持つことを強調すべきという声が多数確認できた。
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■恥ずかしさの原因
性教育の遅れは、あえて興味を掻き立てない方がいい、つまり寝た子を起こすな論とある番組で説明していたけど、それだけじゃ無いよね。性行為って子孫繁栄や愛情表現だけでなくて、快楽のためにもするでしょ、そゆのしてるよって自らの恥部をみせるようなもんで、勇気がいるよね。そこが大きいと思う。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) February 6, 2020
番組の内容を受け、タレントのフィフィは自身のツイッターを更新。「性行為って子孫繁栄や愛情表現だけでなくて、快楽のためにもするでしょ」「そういうことしてるよって、自らの恥部を見せるようなもんで、勇気がいるよね」と綴り、性がタブー視される要因を分析している。
昨今は世界的に「性の多様化」が掲げられていることもあり、日本の性教育は早々のアップデートを考慮すべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)