『Seventeen』専属モデル・宮野陽名、『犬鳴村』で物語の鍵を握る少女を熱演
2月7日公開の映画『犬鳴村』に出演する宮野陽名にインタビューを行った。
■物語の鍵を握る謎の少女
宮野が演じるのは物語の鍵を握る謎の少女、籠井摩耶。彼女の存在が物語の核心と言っても過言ではない。
「物語の鍵を握る重要な役柄ということで、『ちゃんとやらなきゃな』と気持ちがより入りました。初めての映画撮影現場だったので、どんな風に撮影が進んでいくのかも楽しみながら、しっかり集中できたというか、やり切った感覚です」
物語の展開上、詳しくは書けないのだが、摩耶を演じることは役者という仕事の難しさを改めて感じたのではないかと思われた。
「台本を読んで物語の流れが全部わかった上でも、台詞に感情を入れるのはやはりすごく難しいですね。そこを面白く感じられるようになったら、もっと成長できるのかなと思います」
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■ウソをつかないように
ドラマや映画への出演が増え始めている途中という段階だが、宮野はすでに“演じる”ということに、いろいろと悩みながらも考えてアプローチしていることがわかる。
「最初からそこまで考えられていたんですか?」と聞くと、彼女は「全然です」と首を横に振り、こう続けた。
「最初はまず台本を覚えるので精一杯でした。でも、実際にお芝居をさせてもらったり、演技のワークショップを受けたりしているうちに考えることもたくさん増えてきて。もっともっと真剣に取り組んでいきたいなと思うようになりました」
様々な学びがあるなか、特に印象的だったのはどのようなことなのだろうか。
「ワークショップの先生が『ウソをつかないように』とおっしゃっていたことが印象的でした。
台詞の感情は役に入らないとわからない部分があるので、最初から決めてかかるんじゃなくて、そのときに相手からもらった言葉をウソをつかないように受けて、それを発信していくことが物語になるからって」