『鬼滅の刃』の新聖地誕生に疑問の声相次ぐ 「不安で仕方ない…」
大人気漫画『鬼滅の刃』の新たなる聖地が誕生か。しかし近隣住民らの意見は…。
飛ぶ鳥を落とす勢いでヒットを記録している大人気漫画『鬼滅の刃』。ネット上では同作の「新たな聖地」が誕生したと話題になっている。
■漫画やアニメにおける聖地
漫画やアニメ、ゲームにおける舞台や、設定の元ネタとなった地を訪れるのがいわゆる聖地巡礼。
『クレヨンしんちゃん』の春日部市のように聖地が広範囲に渡るケースもあれば、2007年にアニメが放送された『らき☆すた』における鷲宮神社のように、ある特定の施設や場所を聖地と呼ぶ場合もある。
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■舞台になっておらずとも…
『鬼滅』の新聖地・福岡県の宝満宮竈門神社は、作中で登場したような経緯はとくにないようだが、ファンは主人公である竈門炭治郎(かまど・たんじろう)と同じ名前が冠せられていることに注目。
また同神社には鬼に関する伝説があったりと、随所に作品との共通点が見られる。『鬼滅』作者の吾峠呼世晴氏が福岡出身ということも、作品との関連性を後押しする形になっているだろう。
19日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、鬼滅ファンが参拝の際に残していったキャラクターイラスト付きの絵馬が大量に映されている。
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■懸念の声の理由は…
社会現象となった「鬼滅フィーバー」の勢いがよく分かるエピソードだが、ネット上を見ると「公式が明言してないのに、勝手に聖地にして良いのか…?」「ファンが勝手に騒いで、神社側に迷惑がいかないか心配」など懸念の声は決して少なくない。
また、以前より同神社を訪れていた人からは、「あの静かな感じが良かったのに…」「参拝客が増えるのは良いけど、神社の雰囲気が壊れないか不安で仕方ない」といった意見も。
きっかけはどうであれ、多くの人に注目されるようになったのは神社側にとってもプラスのはず。ただし今回の一件を契機として訪れる人は、神社「本来の姿」を乱すようなモラルない行為をせぬよう、注意してほしい。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)