長谷川理恵、息子を襲ったアレルギーの脅威を吐露 「理解さらに広がれば」
モデルの長谷川理恵が食物アレルギーとアナフィラキシーに関するイベントに出演。アレルギーを持つ息子について言及した。
モデルでタレントの長谷川理恵が21日、都内で開催された「アナフィラキシー啓発メディアセミナー」に出席。息子が持つ食物アレルギーについて言及し、「治ったか治っていないのかがわからない」と現状を説明した。
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■アナフィラキシーとは
原因物質に触れたり、食べたりすることで発生する即時型のアレルギー反応「アナフィラキシー」。急激な血圧低下や意識障害を引き起こすこともあり、ショック状態(アナフィラキシー・ショック)になると死に至ることもある。
ここ10年の調査では食べ物にアレルギー食材を持つ子供の数は全体の7.1%から16.7%に伸びており、これらの事柄について理解を広めるべく本イベントは開催された。
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■「なんか嫌な感じがする」
長谷川の7歳になる長男は、現在でこそ卵と乳製品にアレルギーがあることがわかっているが、生まれた当初はアレルギーがあるとは考えもしなかったという。
「1歳の時、ヨーグルトを1口食べた時に咳をし始め、おかしいなと思っていたらみるみる目が腫れて、顔もパンパンに。粉ミルクも吐き出してしまう。なので完全母乳で育てました」と当時を回顧する長谷川。
現在については、「本人もダメな食材は手をつけないようになった。なので今は治ったか治っていないのかわからないくらい。それくらい徹底して食品を選んでいます。材料に少しだけダメな食材が入っていても反応するので、『なんか嫌な感じがする』と自分で食べるのをやめるようにしていますね」と息子と共にアレルギーと戦っていることを説明した。
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■周囲の理解も必要不可欠
2012年には、東京・調布市の小学5年生児童が給食が原因でアナフィラキシーに陥り、命を落としている。
調理員、担任教師も児童に乳製品のアレルギーがあることは知っており、特定の食材を抜いた料理を提供していたが、「おかわり」として食べたチヂミに粉チーズが入っていたことが原因という悲しい事故だった。
長谷川は、アレルギーの知見がもっと広がって欲しいと願う。
「現在息子は小学校1年生で、給食はメニュー表から注文できるシステム。食べれそうなものを選んでいますが、マヨネーズが少し触れているだけでダメになってしまうことも。本人はもちろん、給食室の調理師さん、担任の先生、配膳する生徒さんの協力が必要で、理解がさらに広がれば嬉しい」とコメントした。
イベントでは、2月17日にローンチされたアレルギー、アナフィラキシーの正しい知識紹介や、治療剤「エピペン」の適正使用を促進するアプリ「マイエピ」についての説明もあった。
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(撮影・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)