ドラマ『来世ちゃん』は令和を象徴するストーリー? 「誰も否定しない」
テレビ東京系列で絶賛放送中のドラマ『来世ではちゃんとします』の特別座談会が実施された。
■つぶやきシロー流アレンジで誕生
―――つぶやきシローさんのナレーションも優しいですよね。
内田:優しい! かわいくて好きです。
祖父江:私は「見守り系ナレーション」と呼んでます。大人のちびまる子ちゃんのイメージで、キートン山田さんみたいなツッコミを意識して台本を書いてたんですけど、「つぶさん流にアレンジしてください」って伝えるとあの優しいナレーションになりました。
あと、桃ちゃんが次回予告のときに言う下ネタ豆知識もつぶさんのアイデアなんです。
内田:そうだったんですね!
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■桃ちゃんが嫌われないように
―――作品からにじみ出る優しさは内田さんが演じる桃ちゃんがいてこそだと思うのですが、桃ちゃんを演じる上でどのようなところを意識されましたか?
内田:最初に原作を読ませていただいて、どうしたら一番面白くて共感が呼べるんだろうと考えたときに、桃ちゃんが嫌われたら終わりだなと思ったんです。
桃ちゃんがキュートで隙があって優しくて…というところを全面に出したいなあと思いながら、本読みに行かせていただきました。声のトーンとゆったり具合は、嫌味にならないように強くならないようにすごく気をつけました。
祖父江:梅ちゃんとヘラヘラするシーンはすごく悩んでらっしゃいましたよね。
内田:梅ちゃんが処女だと聞いたときの「えっそうなの!?」って言い方が難しかったです。桃ちゃんだったら、梅ちゃんのことを気づかうのかなあって。
いつまちゃん:処女の子に下ネタをたくさん言ってしまったことの申し訳なさだったり、処女って言わせてしまって恥ずかしい思いをさせてしまったかもしれないと考えちゃうんです。桃江は他人の気持ちにはすごく敏感でいろいろ考えて立ち回る子なので、内田さんの演技、すごくよかったです!
祖父江:お互いが気を遣いあった結果ヘラヘラする二人というあのお芝居、私もすごい好きです。すごく考えて演じてくださったなと思います。