マスク売り切れで“黒マスク”着用者が続出? 「仕方なく買った人」の本音は…
新型コロナウイルスの影響でマスク売り切れが続出。「仕方なく黒マスクを買った」という人も多いはず。しらべぇ取材班は、実際に初めて黒マスクを買ったという男性に話を聞いた。
■黒マスク、初着用でどう感じた?
まだまだ厳しい意見もある黒マスク。しらべぇ取材班では、マスク売り切れによって「初めて黒マスクを購入した」というAさん(30代男性)に話を聞いた。
黒マスクを手にとったときは「なんだか厨二っぽくて恥ずかしくてつけていけるか心配だった」と感じたよう。「そもそも服装も黒がメインで、毛量も多くメガネも黒縁。全身黒になってしまう恐怖感があった」と話す。やはり黒マスクのイメージに抵抗があったようだ。
装着感はいたって「一般的なマスクと一緒」だとしながらも、黒色のせいか飼っている猫の抜け毛がかなり目立つようで、「1日1回、貼りついた猫の毛をはがしています」とのこと。また、「万が一、鼻水が垂れちゃっても問題なさそう」とメリットを話す。
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■周囲の視線は気になる?
黒マスクに抵抗がある人の意見として、「周囲からの視線が気になる」という理由がある。
このことについてAさんは、「多分、影のあるアサシンだと思われているはず。『そう、俺はアサシンだ。目で相手を殺し、口元は出さない……』というのは嘘で、やっぱり恥ずかしさはある。社外に出るとき、先方との打ち合わせの際、白マスクがないからと黒をつけていくことがマナー違反なのかどうなのか本当に気になる」とコメント。
実際に、ビジネスマナーとしてどうなのか、と感想を漏らす人はネット上でもちらほらと見受けられた。
さて、着用に抵抗があったという黒マスクだが、しばらく着用してどのように感じたのだろうか。Aさんは「かなり慣れてしまいました」とすっかり気にならなくなったよう。「想像以上に他人は自分に注目していませんでした(笑) そんな自信過剰、自意識過剰を生み出すプラス効果がありそう」と話してくれた。
今回の売り切れ騒動を経て黒マスクを購入した人のなかには、Aさんのように「すっかり慣れた」という人も少なくないはず。思わぬところで黒マスクのイメージ向上につながったのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
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