瓦で作られたバス待合所が話題 江戸末期から続く伝統瓦の未来像とは
ツイッターで話題となっているバスの待合所に込められた想いとは…
■震災で瓦のイメージが悪化
そんな伝統工業だが、守り続けることに、苦労しているという。以前は、安田瓦を作る業者が、30軒あったが、現在は5軒に減ってしまった。阪神淡路大震災の際に、瓦は震災に弱いというイメージもついてしまったという。
そのため、大手ハウスメーカーなどでは、ガリバリウム鋼板というサビに強い金属板を屋根に使用するケースが増えた。しかし、安田瓦担当者は、「ステンレス釘でしっかり止めれば、瓦が落ちることも無いし、ほぼメンテナンスフリーで100年は持つ」と話す。
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■伝統を受け継ぐための工夫
また、伝統を受け継ぐために、新たな商品を開発している。それが、瓦で出来た皿だ。
TSUKIというブランド名で、新潟市内の飲食店やホテル、銀座のイタリアンレストランでも、使用されている。表面が月のクレーターに似ていることから、この名が付けられた。
2017年にはグッドデザイン賞を受賞している。お客さんに、「この皿は、瓦でできていると説明すると、皆さん驚かれる」と話す。最後に、担当者は「安田瓦の伝統を、なんとか後世に伝承したい」と未来への希望を語った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)