電車の座席、譲ったことはある? 若者と高齢者に驚きの差が
電車の座席、座りたい? 譲ったことがある人は多いものの、高齢者と若者の間にかなりの差が…。
ネット上でもしばしば話題になる、電車の座席問題。優先席はもちろんのこと、席を必要としている人がいれば普通の座席であっても譲るべきではあるのだが…。
せっかく座れたのだから、なるべく譲りたくない! と思ってしまう人も多いだろう。
■席を譲ったことがある?
しらべぇ編集部が全国10代〜60代の男女1,798名を対象に「電車の座席」について調査したところ、63.9%の人が「席を譲ったことがある」と回答。
6割以上の人が、老人や妊婦などを見かけて席を譲ったことがあるのだ。
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■年齢が上がると…
性年代別で見てみると、年齢を重ねるごとに譲る率が上がっている。
最も少ない20代男性は34.8%と3人に1人にとどまるが、最も多かった60代女性では81.3%が「譲ったことがある」というのだ。
「『老人扱いするな!』って怒られた話も聞くし…断られたらと思うと、ちょっと恥ずかしくて声をかけられない」(20代男性)
「妊娠中、私の膨らんだお腹を見たおばさまが『立ってるの見てるほうが辛いから、座って!』と席を譲ってくれた。それを見た若い女性が『次で降りるので』とおばさまに席を譲ってくれて…。私のせいで2人も動かしてしまって申し訳ない!と思いつつ、すごくありがたかった」(30代・女性)
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■特に問題になる「優先席」
特に話題になりやすいのは、優先席の扱いだろう。高齢者・障害者・体調不良者・妊婦・乳幼児連れ(ベビーカー含む)などが来たら、席を譲ってくださいと呼びかけているエリアなのだが…
「優先席に座っている若い人は、9割くらい目をつぶっている。疲れていたり、体調不良の人もいるだろうから申し訳なくて『妊娠中なんで譲ってくれ』なんて言えない。
席が空くのを待つようにしているが、空いたらすごい勢いでおじさんが座って1秒で寝始める…って感じ」(20代・女性)
「優先席に座るのは体調が悪いとか、ぐったりしている時だけ。申し訳ないと思いつつも、譲る気力がない。そうじゃないときは、優先席のエリアには近づかないようにしている」(20代・男性)
中には「譲ってほしいなら、優先席ではなくて普通の座席に行って声をかけろ」という人も。なかなか難しい座席問題。お互いに思いやりを持って行動できればいいのだが。
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(文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)
対象:全国10代~60代の男女1,798名(有効回答数)