今年は自粛派も大勢か 花見の大騒ぎを軽蔑する人の割合は…
新型コロナウイルスの影響で、楽しいはずの花見を「しなくていい」と考える人たちがいた。
■公務員は花見を楽しむ余裕が…
その理由は、職業別の調査によって見えてきた。
最も多かったのは35.7%を占める公務員。たとえば役所勤めで地元の「桜まつり」などに携わる立場にもある人が、花見に対するテンションが低いことがわかる。
「『今年の桜まつりは開催するのか』という問い合わせへの対応と、『開催しません』と答えて文句を言われることに疲れた。もはや花見について考えるのも嫌」(20代・男性)
「たくさんの人に桜を見に来てほしい中、こちらも泣く泣く開催を断念しているのに…」(20代・男性)
地域活性化となる行事だけに、例年のように気合を入れて臨みたかったようだが…。花見の自粛要請の煽りを受け、疲弊してしまっているのだ。
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■今年に限っては「花見なし」でいい
さらに職場の花見の幹事を経験した人からは、こんな声も上がっている。
「学生時代は率先して盛り上がっていたし、今だってそうしたい。でも職場で幹事をするようになると、上司からの注文が多すぎてストレスがとんでもなくて…。騒いでる人を見ると憎らしく感じる」(20代・男性)
「自分より若い人が入ってこないから、2年目も3年目も幹事役。今年もか…と憂鬱だったところでうちの職場でも花見の自粛が決まったので、実はホッとしてる」(20代・男性)
「今年の状況が悪いだけ。桜にも、盛り上がっている人にも、完全な逆恨み」(20代・男性)
新型コロナウイルスへの対応に奔走する人々にとっては、花見に本来の楽しみを見出すことすら難しいようだ。2021年には安心・安全な花見ができることを期待したい。
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(文/しらべぇ編集部・だんの)
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)