「浮気調査は妻を疑うほうが多い」 現役探偵が語る意外な真実とは
大手探偵会社「ガル・エージェンシー」西神奈川 代表の樋口恵里さんに、探偵の仕事について話を聞いた。
世の中には、ドラマや小説、漫画など、探偵を題材としたエンターテイメントコンテンツがありふれている。しかし、実際のところ、探偵の仕事がどのようなものなのか、漠然としたイメージしか思い浮かばない人も多いのではないだろうか。
しらべぇ取材班では、大手探偵会社「ガルエージェンシー西神奈川 」代表の樋口恵里さんにインタビューを実施。探偵という仕事について話を聞いた。
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■最も多いのは浮気調査
樋口さんの事務所に舞い込んでくる依頼の中で、最も多いのは浮気調査。元々は夫の浮気を疑った妻からの依頼が多かったのだが、時代が移り変わるとともに依頼主にも変化があったそうだ。
「時代の変化とともに、女性が男性と同じだけ働く世の中になりましたよね。そうすると、男性の依頼者様が増え始めたように思います。要するに、奥様の浮気の相談で、旦那さんが来られるケースです。
そんな風に段々と変わっていき、今では、私のところに相談に来られる方は男性のほうがかなり多いです」
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■探偵の調査が判断材料に
探偵が不倫や浮気を調査するというのは、何となく耳にしたことがある話。では、浮気調査を依頼した夫婦がどうなるのかというと、やはり多くの夫婦が離婚に至るという。
そして、浮気をしていた相手が離婚を拒む場合には、探偵から弁護士を紹介することもあるそうだ。
「いきなり裁判ということはなく、まずは調停で話し合いが行われます。調停で不調和に終われば、次は審判。そこでも決着がつかないときには、裁判を行うことになります。
探偵が調査した証拠を判断材料にして、様々な話し合いを進めていくわけです。最終的には、飼っていたペットをどちらが引き取るのかといったようなことまで決めていくことになります」
提携している弁護士から依頼を受け、探偵が浮気の証拠を探すケースもある。弁護士のところに、絶対の確信を持って相談に訪れる依頼者でも、証拠を持っていないことが多いらしく、「まず証拠を押さえるところから始めましょう」となるわけだ。