「僕の友達8人以上死んでます」 ラルフ・ブライアント氏が日本に警鐘
近鉄バファローズの主砲として活躍した、伝説の本塁打王ことラルフ・ブライアント氏が、新型コロナウイルスの恐ろしさについて、日本に警鐘を鳴らした
かつての近鉄バファローズの主砲であり、伝説的な本塁打で日本の野球界を沸かせた、米国出身の元プロ野球選手ラルフ・ブライアント氏が、1日に日本語版の公式ツイッターを更新。
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスについて、日本に警鐘を鳴らした。
■新型コロナの恐ろしさを訴え
日本のみんなさんブライアントです。新型肺炎が本当に怖くてただのインフルエンザじゃないこと理解して欲しい。僕の友達8人以上死んでます。自分の健康と家族を守ってください。きっと近いうちに良くなってまた日本で会えるでしょう。#近鉄バファローズ #BeatCOVID19 #自粛 #新型肺炎 #stayhomeJapan pic.twitter.com/468aj9nB9x
— ラルフ・ブライアント-日本公式 (@MrTwoRun) April 1, 2020
ブライアント氏は動画でメッセージを発信。ツイートには日本語訳も載せられており、「新型肺炎が本当に怖くてただのインフルエンザじゃないこと理解してほしい」とし、ブライアント氏は「僕の友達8人以上死んでます」とも明かした。
そして「自分の健康と家族を守ってください」と、新型コロナウイルスへの最大限の警戒を呼びかけている。
ブライアント氏が生活している米国では、日本時間の2日午前6時の時点で国内の感染者数は20万人を超え、死者は4,400人以上と深刻な状況が報じられている。
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■野球ファンら哀悼
ブライアント氏からのメッセージを受けて、「ご友人の方のご冥福をお祈りいたします。ラルフさんもお気を付けください」「ご友人のご不幸、つらいと思います。みんなで乗り切りましょう」と、ブライアント氏の友人たちを悼むメッセージが多数寄せられている。
また、「ブライアントさん、メッセージありがとうございます」「信じて闘います! ありがとう」と、日本へメッセージを発信してくれたことへの感謝の気持ちを書き込むユーザーも。
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■元近鉄・梨田昌孝監督も闘病中
球史に残る「10・19」こと1988年の優勝決定戦でブライアント氏と共にプレーした近鉄戦士で、その後日本ハムなど3球団で監督を務めた梨田昌孝氏が感染したことも日本では報じられている。
報道によると、梨田氏は先月31日に大阪府内の病院に緊急搬送され、重度の肺炎と診断。PCR検査を受けており、集中治療室へ入っているという。
ブライアント氏のツイッターにも「梨田さんも頑張ってます! みんなで頑張って、早くまたみんなで楽しくそろっていただけますように!」といったメッセージが書き込まれており、名将の無事回復を多くの野球ファンが祈っている。
新型コロナウイルスの恐ろしさを再確認するとともに、外出自粛や手洗いの徹底、3つの「密」を避けるなど、一刻も早い事態収束へ向けて、一人ひとりができることをやっていこう。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)