屋内禁煙で店から“排除”された紙巻タバコ派 「裏切られた」と吐露
4月1日から施行された改正健康増進法により、多くの店が原則店内禁煙に。そのなかでも「紙巻タバコ派」にとっては複雑な思いがあるようで…。
■紙巻タバコ“だけ”排除に疑問
また、行きつけの飲食店の対応にもショックを受けたという。「どうしても『裏切られた』って気分になってしまうのはドトールとルノアール。これまでも、ごく一部の禁煙店舗はありましたけど、街中でこの2つのチェーン店は愛煙家たちにとって、安心と安定の喫煙スポットだったはずです。愛煙家たちの友だと思っていたのに、急に紙巻きだけ排除するなんて…」と悲しみをおぼえたとのこと。
さらに、許されているともいえる加熱式タバコについても「加熱式だってそれなりに煙が出ますし、健康への影響について著しく差があるとエビデンスがあるわけでもないですよね? それだけに今回の“差別”は納得いかないです…」と怒りをにじませた。
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■誰もが過ごしやすい空間を…
まだまだ喫煙所の整備が進んでいないなか、外出時の休憩場所の選択肢がないことが増えてくることも予想される。女性は今のところ紙巻タバコを吸い続けるつもりだとしつつも、「どうしようもない時のために、外出時用に加熱式も併用しようか悩んでいるところなんです」と複雑な胸中を明かしてくれた。
筆者の周りでは、すでに加熱式タバコに切り替えたという人や、今回の施行に合わせて禁煙を始めた人もいる。タバコを吸う人も吸わない人も、ともに過ごしやすい空間であることが一番だろう。ただ、今回の改正健康増進法によって紙巻タバコユーザーが苦しんでいることは間違いなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一)