『緊急事態宣言』翌日の秋葉原 「アキバの象徴」激減に目を疑った

「緊急事態宣言」が発令された翌日の秋葉原を訪れると…。夕方の状態に衝撃を受けた。

2020/04/09 05:00


アキバ

安倍晋三首相は7日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会議にて、緊急事態宣言を発令。期間は5月6日までの1カ月間とし、東京都など7都府県が対象に。

これを受けて多くの商業施設や飲食店が営業を自粛し、都内にはシャッターを下ろした店の数が激増することとなった。


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■これがあのアキバ…?

3月末に小池百合子都知事が「週末の外出自粛」を要請した際には「ゴーストタウン」と例える人が現れるほど、変わり果てた状態になってしまった秋葉原。

8日午後にはツイッターのトレンドに「秋葉原」というワードが浮上し、閑散とした状態の秋葉原の写真が多数アップされていた。しかし平日の秋葉原が盛り上がりを見せるのは通常であれば夕方から夜にかけて。

アキバ

しらべぇ編集部が8日夕方の秋葉原を散策すると、日頃なら「必ずメイド服姿の女性が立っている場所」に無が広がっているという異例の事態に遭遇。歩行者の数もまばらで、信号待ちの際は「1メートル以上の間隔」を空けて用心しているようにも感じられた。


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■お店のスタッフに話を聞くと…

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普段であればメイドカフェやガールズバーのアピールをしている女性たちをざっと20〜30人は見かけるが、同日は半分程度に減少している。そこで、メイドたちが多く立っている通りに店を構える電子機器専門店のスタッフに話を聞いてみると…。

スタッフ:徐々に女の子たちの数が減ってきたなとは感じていましたが、やはり緊急事態宣言を受けて、さらに減った気はしますね。


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■メイドから見たアキバの変化

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続いて記者(私)は、チラシを配っているメイド服姿の女性に秋葉原やメイドカフェの変化について聞いてみた。

メイド:主観ですけど…昨日から今日にかけて、メイドさんの数が一気に減ったと思います。ガールズバーの女の子たちも減ったけど、メイドさんのほうが少なくなったかな…。


常連さんたちは「推し」に会いにお店まで来てくれるんですけど、新規のお客さんは本当に来なくなりましたね。


小池都知事は10日を目処に「施設の利用制限をする上での基準」を発表する予定。まだ営業を続けている店の中にも、その発表がターニングポイントになると感じている店は少なくないようだ。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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