『スッキリ』医療従事者たちが「確保に困っているモノ」にスタジオ絶句
「医療現場に対して何ができるか」という話題の中で、最前線の医療従事者たちが置かれている過酷な状況が明らかに…
15日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、ゲストにクリエイティブ・ディレクターの三浦崇宏氏や、日本感染症学会専門医である佐藤昭裕医師を迎え、「一般企業が医療現場に対してできること」について話し合われる一幕が。その中で、医療現場の過酷すぎる状況が明らかになった。
■「食事に困っている」との声
医療関係者である知人などから、「診療と診療の間の時間が短くなっている都合で、食事を取ることにも苦労している」との声を聞いていると明かした三浦氏。
その一方で、外出自粛要請などで客が減り、困っている飲食店も多い状況もあり「そこを上手く繋いで、医療現場の方が良い食事が取れて、飲食店も料理が提供できるような仕組みが作れたら良いなと考えています」と語った。
関連記事:夜間救急で外に出た看護師 「通行人からの言葉」に絶句する…
■睡眠の確保が困難な医師も…
医療従事者たちが食事に困っているという事情について、佐藤医師も「今スーパーも時短営業とかになってきていますので、夜遅くに医療者が買い物をするところがないという話も聞きます」とコメント。
また、「最前線で治療に当たられている先生たちは、泊まり込みで対応されています。そのため、睡眠時間の確保も難しくなってきていると思います」と明かし、食事に加え睡眠時間の確保すら難しいという過酷な医療現場の状況に、「睡眠時間か…」など、思わず言葉を失ってしまう出演者も見られた。
関連記事:「炎上覚悟で言う」 医療関係者の「本音」がネット上で共感呼ぶ
■三浦氏のアイデアに多くの反響
食事や睡眠時間の確保も困難だという過酷な医療現場の実情に、インターネット上も騒然。
こうした状況を踏まえた三浦氏のアイデアには、「十分食事取れない医師や看護師、スタッフ等の人たちに食事を届ける話、是非実現してほしい」「提供先がない多くのお店の料理が、今頑張ってる多くの医療従事者に届けらたらすごい。栄養満点弁当を届けたい」「医療現場を助けよう」など、多くの反響が寄せられている。
なお、MCの加藤浩次は番組内で、医療現場を助けるためにも我々が「外出を控える」ことが重要であると改めて強調。医療現場の負担を減らす最善策は感染者を減らすことであり、改めて外出自粛や3密を避けるなど、感染予防を徹底していきたい。
・合わせて読みたい→イタリア・新型コロナ医療現場が大荒れ 「助かる若い患者優先」も現実的に
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)