鎌倉・江ノ島の観光客が酷すぎる 現地住民は「迷惑極まりない」と怒り
観光スポットとして名高い鎌倉エリアだが、新型コロナウイルスが猛威を振るう今、現地の人々は不安を感じているという。
新型コロナウイルスが猛威を振るう現在では「不要不急の外出」に対する自粛が促され、営業を自粛している店も少なくない。そうした中でも、観光地である神奈川・鎌倉エリアには、週末になると多くの観光客が訪れるという。
■減少どころか…
そこで、しらべぇ編集部は江ノ島エリアで生活をしている男性に、鎌倉周辺の実情を聞いてみた。男性は観光スポットのど真ん中である『江ノ島駅』近くに住んでいるという。
「外出自粛」の気運が高まっている昨今だが、男性曰く鎌倉エリアで見かける人の数は減っているどころか「増えている」印象すらある模様。
「例年だと気温が上がるたびに週末の人は増えていきますが、今年は都内の百貨店が閉まるなどの影響で郊外にしか捌け口がないのかな、と感じるほどに人が増えています」とも男性は分析していた。
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■観光客への思い
続いて男性に、週末大量に押し寄せてくる観光客に対する率直な思いを聞いてみた。
男性:皆様にとって鎌倉周辺は観光地かもしれませんが、我々住民からすれば、日々の生活を送るための場所です。必要があればスーパーやドラッグストアへ買い物に行きますが、そういった場所でも少なからず観光客の姿が見受けられます。
一度触れた商品は「消毒する」または「棚に戻してはいけない」といったルールがあるわけでもないので、観光地に住んでいるだけで感染の危機が他のエリアより高いのでは、とハラハラする日々です。正直言って、現地の人間からすると迷惑極まりないです。
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■鎌倉市の悲鳴
緊急事態宣言の期限である5月6日まで、鎌倉にはお越しにならないよう、重ねてお願い申し上げます。
みんなで協力をして、この難局を出来るだけ早く乗り越えていきましょう!!#鎌倉市 #鎌倉市長 #SDGs #共生 #鎌倉 #コロナに負けるな #コロナウイルスが早く終息しますように #疫病退散祈願 pic.twitter.com/kyj5Kg8Mdu— 鎌倉市長 松尾崇 (@takashi_matsuo) April 16, 2020
こういった現状を受け、鎌倉市長・松尾崇氏は自身のツイッターより「緊急事態宣言の期限である5月6日まで、鎌倉にはお越しにならないよう、重ねてお願い申し上げます」と発信している。
この時期に観光地を目指す人々には、何のための「自粛」なのかをしっかりと認識してほしい。
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(文・取材/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)