ドンキの客がソーシャルディスタンスを「維持できる理由」が革新的だった

ドン・キホーテが、ソーシャルディスタンスを意識するための工夫を行ない、注目を集めている。

2020/04/24 05:45


ドンキ

新型コロナウイルスの影響を受け、昨今ではソーシャルディスタンスの維持が強く求められている。しかし、これまで意識してなかった距離感を急にキープするのは「難しい」という人も多いことだろう。


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■絶妙な距離感

人同士の距離を2メートル程度離すことが推奨されているが、日常生活でこの数値を意識する機会は少ないのではないだろうか。漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する特殊能力・近距離パワー型のスタンドは射程距離が2メートルであるため測定に便利だが、実際問題としてスタンド能力の発現している人はごく僅かだろう。


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■絶対的な秩序

ある日、記者(私)が都内の『ドン・キホーテ』を訪れると、そこには衝撃の光景が。どちらかというと「大味」なイメージが強いドンキだが、レジに並ぶ客はソーシャルディスタンスをしっかり意識し、綺麗な距離感を保っているではないか。

ドンキ

そのヒントは足元のテープにあるようだ。スーパーなどでもレジの整列を促すため、床にテープ類を貼っている店舗は見られたが、ドンキのテープは他店と比較にならないほど主張がものスゴい。

「1.8m」という数値がテープで象られているだけでなく、実際に1.8メートル分の矢印をもテープで作成しているのだ。


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■店員に話を聞くと…

ドンキ

記者が以前、同店を訪れた際は、床にこのようなテープはなかったはず。そこでレジの店員に話を聞いたところ、つい先週このような表示に変えたばかりだという。

テープの効果は実際に大きいようで、今回の形式に変えてから、客同士の距離感がしっかりキープできるようになったそうだ。

数々のユニークなアイデアを打ち出し続けているドンキ。その発想力は新型コロナが猛威を振るう現在もなお、冴え渡っているらしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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