くら寿司の『新型コロナで消毒液が無い自治体を助ける方法』が豪快すぎる
くら寿司の新型コロナウイルスで困る自治体応援がスゴい…
新型コロナウイルスの影響により、全国でアルコール消毒液が不足。薬局などで家庭用はいつも品切れの状態で、業務用の消毒液も足りないという声が多数あがっている。
そんな中、大手回転寿司チェーン『くら寿司』が、消毒液不足に悩む自治体を助けるための策を発表。その内容があまりに豪快すぎたので、紹介しよう。
■自治体に自社製造の消毒液配布
その方法とは、くら寿司の大阪および福岡の加工センターで0.5トンの自社製造した『消毒用微酸性電解水』を申し込みのうえタンク車等で取りに来た場合、無償で1週間に1回提供するとのこと。
微酸性電解水は、大阪および福岡の当社加工センターで毎日製造しており、同センター内の設備や加工器具、また 店舗等などの消毒殺菌用に使用。
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■製造装置をフル稼働
新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルコール消毒液不足の問題を受けて、自治体に提供できるよう自社で必要な分量を越えて製造装置をフル稼働しているそうだ。
消毒液まで自社で生産し、0.5トンも1自治体につき配布してしまうとは…さすが大規模な鮮魚加工場を持っている、くら寿司ならではのダイナミックな支援策である。
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■微酸性電解水とは
「『微酸性電解水』は、塩酸、または塩酸に塩化ナトリウム溶液を加えて適当な濃度に調整した原液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、非常に殺菌作用が高い電解水です。
食品分野では、食品添加物の次亜塩素酸ナトリウムより低い有効塩素濃度で殺菌力を高められるため、より安全性を確保し、コストや環境への負荷を軽減できる特徴があります(くら寿司プレスリリースより引用)」
と、告知の中でも微酸性電解水についても説明があり、日常でも消毒液として利用していることは多くすでに同様の物を配布している自治体もあることから、この支援策は福岡・大阪周辺の自治体への大きな助けとなりそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)