宮藤官九郎が語った新型コロナの怖さ 「過信しないで」と訴え
新型コロナウイルスに感染し、今月7日に退院した脚本家・宮藤官九郎が27日放送の『ACTION』に出演。症状などについて語った。
先月31日に新型コロナウイルスに感染し、今月7日に退院した脚本家・宮藤官九郎が27日、TBSラジオ『ACTION』に電話出演。入院時・退院後の状況や、新型コロナウイルスの恐ろしさについて語った。
■「もしかかってなかったら…」
約25分間の出演となった宮藤。コーナー冒頭で「おかげさまで退院することになりました。現在は自宅療養中ですが、いたって元気です」と退院後の体調について触れ、「『自分は大丈夫だ』と過信して、多くの人を濃厚接触者にしてしまったことを深く反省しております」と改めて謝罪をした。
23日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった女優・岡江久美子さんにも触れて、「自宅待機中に容態が急変して亡くなった人がいたりとか、ちょっと違う段階に入ってきている」とコメント。「自分がもし(新型コロナに)かかってなかったら、誰かが助かってたんじゃないか」と考えてしまったという。
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■「今夜が山です」
宮藤は、自身の新型コロナウイルスの症状についても告白。入院して4日目くらいまでは酸素を鼻から入れていたのだが、その器具を外した途端、少し動いただけで息が切れるようになったとし、「肺自体が『ちゃんと動いているのか?』という不安になるくらい」だったよう。
また、もっともつらかったことを聞かれると「熱が下がらないっていうのが怖かった」とコメント。入院初日の夜に、担当医から「今夜が山です」と言われたとし、次の日からは比較的症状は落ち着いたようで、「すぐ入院できて、アビガンの投与もしてもらえたから本当に運が良かった」と回想した。