感染拡大で『コロナハラスメント』も相次ぐ 実例や対策を弁護士が解説
誰もが見えないウイルスへの不安や恐怖心を抱えている中、「コロナハラスメント」の相談が増えているようです
■咳をしただけで「会社に来るな」
中には、会社で咳をしたところ、「コロナは会社に来るな」と言われた事例も報告されています。こちらも「コロナハラスメント」になりえます。
在宅ワークなどしかるべき措置が取られたうえでないのであれば、ハラスメントになりえます。
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■会社や周囲が取るべき対応は
とはいえ、社内で身近な方が咳をしていたら心配になるのも事実。会社や同僚はどのような対応を取ることが望ましいのでしょうか?
基本的には、在宅ワークなどをしやすい環境を整えてあげる、チームの場合は共有できる形での仕事ができるよう、配慮をしてあげる工夫が必要でしょう。
実際にやってもらった例としては、咳をしていない人が会社に残り、体調不良を自己申告した方から順次テレワークに切り替えていきました。残った方は、テレワークのまとめ役として、会社に残ってもらいました。
感染拡大を防ぐという意味でも、会社側が安全に働くことのできる環境を整えることは重要です。また、誰もが過敏になっている状況ですが、「根拠のない攻撃や暴言」もやめましょう。
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(文/弁護士・齋藤 健博)