日本財団がコロナ感染者用住宅建設を発表 「感染者の多様なニーズに応えるため」
日本財団が完成させた新型コロナ感染者用施設の詳細な特徴とは…
■医療従事者の健康を維持するために
この施設では、グリーンゾーン、イエローゾーン、レッドゾーンの地域を3つに分けたゾーニングを実施する。
レッドゾーンは感染者が過ごす地域で、グリーンゾーンは、医療従事者の待機場所や仮眠に使われる。
イエローゾーンは、レッドゾーンに入った人が、マスク、防護服などをすべて脱いで、グリーンゾーンに入るための服に着替える場所となる。イエローゾーンを活用することで、医療従事者の健康を維持する目的がある。
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■すべて平屋建ての理由とは
この施設の特徴としては、立地として、ロケーションが最高なこと。また、すべて平屋建ての建物のため、医師、看護師が少ない人数で、計画的に活動が可能であることをあげた。
患者が入居する時期については、東京都が検討中だ。あくまでも東京都が中心となって活用する施設のため、医師や看護師も東京都が手配することになるそう。
すべての施設は、日本財団の資金で、完成させるそうだ。また、施設内の3食の食事配布についても、東京都の指示に従って、協力する用意があるという。なお、この施設の利用対象者は、酸素吸入等の治療が不要で、容態が快方に向かうと見込まれる患者を想定している。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)