小池都知事、ヌルすぎる外出自粛に喝 「ダラダラではなく徹底して」
東京都の小池百合子都知事が、 新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ予断を許さない状況にあることを明かした。
東京都の小池百合子都知事が1日、定例記者会見に臨んだ。
新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ予断を許さない状況にあることを明かし、感染防止につながる外出自粛について「ダラダラではなく徹底してお願いをしたい」と厳しい言葉で協力を訴えた。
■感染者数は減少したものの…
ゴールデンウィーク本番となる5月2日からの連休に先立ち、改めて都民に警告を発した小池知事。
現在の感染状況について触れ、「昨日、都内の感染者数は46人。前日が47人と2日連続2ケタの数字に収まっている。しかし、北海道大学大学院の西浦博教授は、『患者数は減少しているものの、減少速度が遅い傾向にある』と分析されており、まだまだ予断を許さない段階だ」と私見を述べた。
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■アパホテルが宿泊療養施設に
都としては感染者が急増することを見越した対策に着手しており、「4月28日に実施した緊急調査によれば、入院患者数は約1,800人。病床は約2,000床確保しているが、今後最大で4,000床まで拡大させる」と説明。
また、多摩方面にあるホテル「the b 八王子」と、4月開業予定だった「アパホテル&リゾート 両国駅タワー」を無症状、軽症の感染者を受け入れる宿泊療養施設として使うことを言明し、「(すでに都が運用している)3施設と合わせると、2,800室を超える部屋を確保することができた」と強調した。
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■「かなり厳しい」
また、安倍晋三首相が緊急事態宣言の期間を延期すると方針を固めたことに触れ、「期間についてはまだうかがっていないが、いずれにしてもその間は事業者にとってはかなり厳しい」とコメント。
都民に向け「コロナとの戦いをできるだけはやく封じ込めることが、日本経済、お店一つ一つの経営に関わることだと思っている。なのでダラダラではなく徹底して(外出自粛の)ご協力いただけるようお願いしたい」と訴えた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生)