マッチングアプリで壮絶トラブル 妊娠中絶、上司を貶めた事案も…

新たな出会いの場となっているマッチングアプリ。しかし、トラブルも続出しているのが実情のようで…

2020/05/06 18:00


詐欺メール
(kokoroyuki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

男女の新たな出会いの場として注目を集めている、マッチングアプリ。しかし、素敵な出会いもある一方で、トラブルも続出しているのが実情です。

マッチングアプリでのトラブルについて、実例をもとに私弁護士の齋藤健博が解説します。



■既婚者が遊んでいる場合も

マッチングアプリに関するトラブルの相談は、とりわけ出会い系などで、交際を求めてきた男性が既婚者であるケースが急増しているように思います。

とくに、女性側は年齢のこともあって、焦っていたために引っかかってしまいやすいようです。女性側は男性が既婚者であることに全く気付かず、妊娠に至り中絶慰謝料を相談されたこともありますし、婚姻予約の債務不履行を併発している事例にも一定数接しています。


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■相手の配偶者から慰謝料請求

マッチングアプリに関するトラブル相談でとくに多いのは、やはり「相手が既婚者だった」というケースでしょうか。

マッチングアプリではドキドキしながら会うので、実際に会ってみるところまで障壁があるといえます。この障壁を乗り越えていざ会ってみると、魅力を感じてしまった。しかし…のちに既婚者であることが判明し、逆に先方の配偶者側から慰謝料請求の憂き目にあってしまった方も多いです。


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■性別を偽り上司を貶めた

では、こうしたトラブルから身を守るためには、どうすればよいのでしょうか。まず、既婚者かどうかは確認することと、最近多いのは男性が女性を偽るケースも散見されます。

女性が男性を偽るケースはあまり多くありませんが、特定の知り合いをアプリで発見し、陥れるために女性に成りすましたケースを実際に見たことがあります。また、上司を発見し、陥れたケースにも触れたことがあります。

やはりSNS全盛でも、身元はしっかり確認して、最低限住所だけでも情報があると、何かトラブルが生じた際に動きやすいでしょう。

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(文/弁護士・齋藤 健博

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