新型コロナ『自粛警察』が全国各地で活発化 「強制力がないからこうなる」との声も
新型コロナ緊急事態宣言下で、自粛を求める自警団活動が活発化。その実態とは…
新型コロナ緊急事態宣言による、自粛や休業指示を守らない店などに対する、『自粛警察』とも呼ばれる自警団活動が活発化している。しらべぇ取材班は、その動きを追った。
■お願いを聞いてくれない豊平川河川敷
先日は、札幌市豊平川河川敷に人が溢れる様子を取材した。その後、この地域でバーベキュー機材やゴミが散乱する風景の投稿も複数確認。
豊平川河川敷を管理する札幌河川事務所は、しらべぇ編集部の取材に対して、「豊平川緑地を管理する札幌市と連携し、声掛け、看板、広報車を使って『家にいてください』というお願いを続けている」と話す。
「それでも連日人が出ており、お願いを聞いてくれない」とこぼす。ゴミの通報が入った際には、その都度回収を行っているそう。今後については、「強制的に止めさせる権限がないため、お願いを継続して根気よくやっていくしかない」と語った。
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■市長も松戸市パチンコ店に出動
5日には、休業指示に従わない松戸市内のパチンコ店前で、市職員が「新型コロナウイルス『緊急事態宣言』発令中!」と書かれた横断幕を掲げ、本郷谷市長は、外出自粛を呼びかけるチラシを利用客や市民に配りながら、協力を呼びかけた。
そんな中、同店前では午前9時半ごろから、マイクを手にした複数の男性たちが、「営業やめろ」「帰れ」などと叫び声を上げ、利用客と怒鳴り合いになるなど一時騒然とした雰囲気に。
ほかの地域でも、市民が車のリアガラスに、ビニールテープで「外出自粛中パトロール車」といった文字を貼り、走行。また、店の前に勝手にビラを貼る事案も発生している。