競技かるた漫画『ちはやふる』作者がコロナ対策を描き下ろし 「自分にできる感染防止を」

『ちはやふる』作者の漫画家・末次由紀さんがツイッターの連作漫画を投稿。新型肺炎サイコムフォーラムとのプロジェクトだ。

競技かるたに打ち込む高校生たちの青春を描いて人気の漫画『ちはやふる』。TVアニメの他、主人公の綾瀬千早を広瀬すずが演じて実写映画化もされた。

現在43巻まで発売されているが、マイナースポーツだった競技かるたが一躍中高生の人気部活となり、各地で開催される大会が参加者を抽選するほどに競技者人口が増えたのは、この漫画の功績だ。余談だが、記者も『ちはやふる』を読んで競技かるたを始めたC級初段である。


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■「かるたの甲子園」は中止に

しかし、新型コロナウイルスの流行拡大によって、毎年夏に近江神宮で開催され、「かるたの甲子園」とも称される小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会は、今年は中止が決定した。42回目で初の中止となる。

ほとんどの学校で5月末までの休校延長が決定している状況であり、とりわけ空調すら止める密閉空間で顔を突き合わせて手がぶつかり合うという競技の性質上、「3密」という観点からやむを得ない選択と言わざるを得ないだろう。


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■作者が「自分にできる感染防止」訴え

そんな中、『ちはやふる』作者である漫画家の末次由紀さんが、ツイッターに連作漫画を投稿。キャラクターがそれぞれの場で「コロナのある世界」を乗り切る姿を描き、話題となっている。

取材班は、末次さんに話を聞いた。以前から知人だった筑波大学の五十嵐泰正准教授が、リスクコミュニケーターのグループに参加しており、末次さんに相談が来たという。

「みんなに知ってほしい情報をクリエイターと周知していけたら、広い層に届くのではないか」というもの。そこで、リスクコミュニケーターのグループがアピールしたいテーマをいくつか選び、描き下ろしたのがこちらの漫画とのことだ。

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