大量のマスクが激安で売られているとデマ拡散 店舗への影響を確認すると…
ツイッターで、マスクが激安で売られているとのデマが拡散。実際に確認すると…
新型コロナウイルスの影響によって品薄が続くマスクだが、ツイッター上でマスクが激安で投げ売りされているとのデマが流れている。
■「デマ」がツイッターで拡散
ツイートには、イオンモールで65枚入りマスクが税抜298円で売られていたと思わせるような文と、マスク売り場の写真が添付されている。マスクの相場を考えると非常に安い価格で、喉から手が出るほど欲しいという人も多いだろう。投稿は瞬く間にSNS上に拡散された。
しかし、その後さまざまなツイッターユーザーから「この情報はデマだ」と指摘される事態に。記者もイオンのマスク売り場に行ったが、投稿にあったマスクは販売されていなかった。
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■デマによる店舗への影響は…
「デマ」との指摘が相次いだ今回の投稿だが、中には情報を信じてイオンに足を運んで店員に問い合わせた人もいたのかもしれない。
しらべぇ編集部がイオンリテール株式会社に話を聞いたところ、「そのような問い合わせは来ていない」とコメント。また、売り場の店員も「そういった客はいなかった」と話している。幸いにも、デマによる利用客からの問い合わせや抗議には発展していないようだ。
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■ネットの情報をすぐに信じる人は…
今回の投稿は騒動にはならなかったが、誰かが何気ない思いで流したデマを信じてしまい、大きな事態に発展してしまうことは十分にありえる話だ。
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名に調査したところ、全体の36.3%が「ネットで見た情報をすぐに信じる」と回答。「ネットで言われているから本当に違いない」と思ってしまう人の割合は、決して少なくないことが判明している。
また、別の調査では、1割の人が「間違った情報を拡散したことがある」との結果も。今このような状況だからこそ、SNSを利用する側もしっかりとしたリテラシーを持って、間違った情報を拡散しないように心がけたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代の男女1,789名 (有効回答数)