口先だけの女帝・小池百合子劇場の終わりと吉村大阪府知事の台頭
新型コロナウイルス対策でリーダーシップを発揮しているように見える小池百合子都知事と吉村洋文府知事だが…。
この女帝はまったく変わらないようだ。耳目を集める言葉を発するも、何もやらない。小池百合子都知事のことだ。
■出馬会見では「都議会解散」
小池知事は2016年、都知事選に出る出馬会見でいきなり「都議会を冒頭解散します」と発言。
しかし、都知事が都議会を解散できるのは、議員数の3分の2以上が出席する議会の本会議において4分の3以上の賛成により成立することから、小池氏が彼女にとっての野党が議会の大多数を占める状況で当選しても不可能なことだった。
有権者は「なんと勇ましい」と拍手喝采して、小池氏は都知事選を圧勝するが、結局、都議会冒頭解散などはできはしなかった。築地市場をまもるという公約も反故にして、豊洲市場にあっさり移転した。
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■総選挙では「ユリノミクス」
2017年の総選挙マニフェストもひどい。希望の党党首であった小池知事は「ユリノミクス」と称して、「花粉症ゼロ」「満員電車ゼロ」をぶち上げた。
これにはネット民から「花粉症者をジェノサイドするのか」という突っ込みがあふれ、地方在住者からは「一度でいいから満員電車を見てみたい」という声が、首都圏在住者からは「電車を二階建てにでもするのだろうか」という声があがった。
つまり、小池知事の本質は花火をうちあげるが、何も実現できずに、次から次へと新しいものに飛びついていくというものに他ならない。