「流石にテイクアウト始めました」 コロナで苦境のバルが「さすがに」を加えた訳とは
新型コロナで深刻な打撃を受けつつも、テイクアウトをためらった社長の想いとは…
新型コロナのダメージを何とか回避しようと、飲食業界が必死だ。そんな中、横浜市の創作バルの店が掲げた看板が、話題を呼んでいる。その看板の文字に込められた思いを店長から詳しく聞いた。
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■新型コロナの影響で大きな打撃
京急鶴見駅から徒歩3分の場所にある、「バルエビータ」。バルとは、スペイン語で「おつまみを食べながらお酒を飲む場所」をさす。
スペインでは、朝はカフェ、昼はランチ、夜はアルコールとおつまみといった具合に、1日に頻繁に利用される、地域のコミュニケーションスペースになっているそうだ。
ご多分にもれず、バルエビータも、新型コロナの影響で、3月からどんどんお客さんが減っていき、非常事態宣言が出てからは、店内にお客さんがほとんどいない状態が続いているという。
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■バルエビータ社長の想いとは
飲食業界は、現在テイクアウトメニュー花盛りだが、この店ではテイクアウトをためらっていた。なぜなら、社長に「出来立てを、温かいまま、店内で味わってほしい」という想いがあったからだ。
しかし、新型コロナの先行きが不透明なことと、常連さんもテレワーク勤務が増えたことにより、「テイクアウトを始めてほしい」とのリクエストもあり、4月の最終週から、本格的に開始した。
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■女性が8割を占める客層
5つのメニューを揃えているが、普段店内で食べられる人気メニューのエビマヨやレッドホットチキンなども、要相談で持ち帰りできるそうだ。ランチ営業は、11時半から15時まで。夕方は、16時から20時までの短縮営業を実施中。
バルという性格上、女性客が8割を占めるが、普段は一人でワインを楽しむ常連さんや近くのサラリーマンなどで賑わっていた。ただ、大通りから、一本入った路地に店があるため、多くの人に知ってもらえるように、あえて大きな看板表示にしたという。
店長の藤原氏は、「まだテイクアウトをやっていることを知らないお客さんも多いので、ぜひこの機会に自慢の料理を味わってほしい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)