東京都医師会、コロナ対策で「禁煙」呼びかけ 喫煙者からは痛切な声も…

東京都医師会が13日の記者会見の中で提案した「新しいライフスタイル」。禁煙を呼びかける項目も含まれており、喫煙者たちはどう受け止めているのか。

2020/05/14 14:00


喫煙
(AH86/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

東京都医師会は13日に記者会見を開き、新型コロナウイルスへの感染が続く中で経済活動を再開させていくことを見据え、全17項目の「新しいライフスタイル」を提案。

その中には「禁煙」を呼びかける項目があり、愛煙家たちからは様々な声が上っている。


■重症化2.2倍、死亡率は3.2倍に

東京都医師会が提案した「新しいライフスタイル」は、感染拡大防止のための取り組みとして、これまでにも呼びかけられてきた感染予防対策をベースとした項目が並ぶが、最後の17項目目には、はっきりと「禁煙」が呼びかけられている。

東京都医師会の発表によると、喫煙による新型コロナウイルス感染症の重症化は2.2倍、死亡率は3.2倍となっており、「これを機に禁煙していただくことを東京都医師会として望む」と強く呼びかけられた。


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■「つらい」痛切な声

新型コロナウイルス対策として正式に禁煙が呼びかけられたことを受けて、インターネット上でも様々な意見が上っている。

都内在住で1日1箱半ほどタバコを吸っているという20代男性・Aさんは、「前通っていた禁煙外来に早く行きたいんですが、3密が怖くて行けていない状況です」と話す。

続けて、「喫煙者に戻ってから体に倦怠感もあるし、重症化、死亡率など数字を見るとやはりゾッとしますが、意思だけでは辞められないのでつらい気持ちがあります」と、切実な心境を明かした。

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■自粛生活で禁煙を諦め…
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