山中伸弥教授が推奨の「バフ」がジョギング初心者にはオススメできない理由

山中伸弥教授が推奨したバフ。ランニングエチケットとして注目されるが、初心者には少々オススメできない?

2020/05/16 16:40



■日焼け防止、汗もたまらない

次に感じたのが日焼け防止の効果。日焼け止めを塗っても夏のランニングでは汗ですぐに落ちてしまうものだが、バフを着けていればそんな心配も必要ない。

筆者はこの商品をZOZOTOWNにて、およそ4000円で購入したのだが、そこそこいい日焼け止めを使用している人には、こっちのほうが経済的かもしれないとすら感じた。

また、マスクと違って汗がたまらないので、不快感がないのも良いポイントだった。


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■「首元の熱」でメリットは吹き飛ぶ

バフ

しかし、逆にデメリットに思えるポイントもひとつだけ存在した。それは首元が覆われてしまい、暑さを感じやすいことである。

バフは縦に長い商品のため、どうしても首元が詰まって二重三重になりやすく、鼻の周りや口元に比べてると、かなり熱がこもりやすい感じなのだ。


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■工夫するにも難しい感じ

どうにか熱を放出しようと、ランニング途中に鼻の位置で折って首周りが薄くなるようにしてみたりしたが、走っているうちに落ちてしまった。

バフそのものが熱を帯びるという感じではないので、日陰で取り外せば比較的すぐに暑さも軽減するし、再び装着する際に汗を吸い込んだバフが濡れタオル的に感じられるというおまけもあった。

だが、そもそもランニングエチケットとして使い始めたことを考えると、これは本末転倒である。(記者は周囲に人がいないタイミングで一時的に外した)


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■そもそも夏のランニングは大変

ステイホームが呼びかけられ、多くのジムが未だに閉鎖するなか、注目を集めているランニング。

しかし、そもそも走り慣れた人でも夏場のランニングはつらいモノで、水分補給を徹底したり、日没後に走ったり、事前にサプリメントを摂取しておくなど、それなりに心してかかるものだ。

そう考えると、走り慣れた人はさておき最近走り始めたばかりの人は、使い捨てがもったいなく感じてもバフよりマスクのほうがいいかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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