僧侶80人が参加したZoom会議…予想通り「あの問題」に直面してしまう

僧侶がZoomを使って会議を開催すると、どのような形になるのか。長崎県の僧侶が参加した感想を語った。

2020/05/17 06:45


Zoom
実際の会議の様子(画像提供:吉田武士さん)

長崎県大村市の僧侶・吉田武士さんがツイッター上でつぶやいた“とある不安”がネット上で話題を呼んでいる。

その内容というのが、80人近い僧侶が集結し毎年開催されている総会が、新型コロナウイルスの影響で今年はオンライン会議「Zoom」で行われることになり、誰が誰だか判別つかなくなるのでは、という問題だった。


■「もはや識別不能」

「本日はZoomにて80人の僧侶の会議。顔と名前を覚えきれないどころか、もはや識別不能」とこれから参加する会議への不安を吐露し、理髪店の看板写真をアップした吉田さん。

看板には「顔の印象は髪で9割!」というキャッチフレーズが書かれており、1つの画面に約80人の僧侶、つまり一律のヘアスタイル(坊主頭)で袈裟をまとった男性が並んだ結果、「誰が誰だかわからなくなるのでは」という心配が脳裏をよぎったようで、この写真にその時の心境を込めているようだ。


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■参加してみると…

出席したのは、例年、全国の若手僧侶が一堂に会し行われる総会。オンライン形式は初めてだったが、80人が出席したという。

事前の不安とは裏腹に「ギャラリービューでの見た目による判別はやはり難しかったですが、名前表示を徹底していただいたので名前だけは理解できました」と、当時を回顧する吉田さん。

しかし、「とはいえ、人数もあいまってお顔はとても覚えきれませんでした…」と同時に80人を記憶することには限界があったようである。

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